羽生結弦さんがプロ転向を発表したことで、フィギュアスケートのプロとアマの違いに注目が集まっています!
羽生選手ってもう二度と試合に出ないの?
プロとアマじゃ、収入が全然違うらしい!
フィギュアスケートは、プロよりアマチュアの方がレベルが高いという特殊なスポーツのようです。
また、収入の差も気になります!
そこで、今回はフィギュアスケートのプロとアマの違いについて調べてみようと思います。
フィギュアスケートのプロとアマチュアの違い
まず、フィギュアスケートでのプロとアマチュアの違いを一言でまとめるとこのようになります。
アマチュア | 各国スケート連盟に選手登録をしている選手 |
プロ | 過去に各国スケート連盟に選手登録をしていたが、現在は解除した元選手 |
さらに、プロとアマチュアの特徴はこのようになります。
アマチュア | 国際または各国スケート連盟が定める試合に出場することができ、アイスショーにもゲスト出演する場合がある。 |
プロ | アイスショーの出演やタレント活動等で収入を得る。出場できる試合は非常に少ない。 |
プロとアマの一番の違いは・・・
プロでも出場できる試合はあるようですが、非常に少なく、収入源にならないため、出場するプロは非常に少ないのが現実のようです。
フィギュアスケートはどれだけお金がかかる?
プロ、アマチュア問わず、フィギュアスケートを続けていくには、非常に多くのお金がかかることでも有名ですよね!
そもそも、なぜそんなにお金がかかってしまうのかというと、リンクを確保できないと練習にならないなど、特殊な条件が必要という点が大きいでしょう。
他にもお金がかかる理由をまとめます。(現役トップスケーターの場合)
- リンクを貸切にして練習するため(1時間3~4万)
- 靴が高額な上、交換する頻度が高い(1足20~30万くらいを年に数回)
- コーチ代(海外のトップコーチの場合、年間数千万円)
- 遠征費(国内・海外・練習)
- 衣装(1着50~100万円以上の場合も)
- 振付代(1曲100万円以上の場合も)
- 体のメンテナンス
- スケート以外のレッスン(バレエ・体幹・ダンス等)
世界大会に出場するレベルのトップ選手ともなれば、年間数千万円の莫大な費用が必要になります。
もちろん、アマチュアといっても大会で上位の成績になれば、賞金が出ます。
しかし、賞金を獲得できるのは一部の選手です。
必要経費を個人で全額負担することは厳しいですので、スポンサーの後ろ盾が不可欠ということになります。
過去に、スポンサー契約を打ち切られてしまったために、引退をよぎなくされた選手もいたようです。
プロとアマチュアの収入(年収)と収入源の違い
フィギュアスケートは、非常に多くのお金がかかることは分かりました。
ここからは、気になるスケーターの「収入」について調べていこうと思います。
一言でプロ、アマといっても色々な人がいるので、収入の幅は非常に大きいでしょう。
あくまでざっくりとですが、フィギュアスケーターの収入(年収)をまとめます。
アマチュア | 1000~3000万円 |
プロ | 1000万~億以上 |
アマチュアでも20代の平均年収に比べると多い金額のように見えますが、全員が1000万以上の収入があるわけではありません。
また、必要経費を考えると少ないと言えるでしょう。
プロとアマチュアで、それぞれの収入源はこのようになります。
アマチュアの収入源
- 大会の賞金
- 所属企業の基本給
- スポンサー契約料
- TV・CM出演料、雑誌取材
- アイスショー出演料
- スケート連盟からの強化費用
アマチュアは、選手登録している身なので、収入の一部を日本スケート連盟に支払わなくてはいけません。
そのため、全額が自分の収入になるわけではありません。
プロの収入源
- アイスショー出演料
- TV・CM出演料、雑誌取材
- 大会などの解説
- タレント活動
- 振付やスケート指導
プロは、連盟とは関係ないため、全額自分の収入になります。
プロ転向した羽生結弦は二度と試合に出れないの?
羽生結弦さんのプロ転向の決意表明の会見を見ながら、一つの疑問が浮かびました。
羽生さんは、もう二度と試合には出ないの?
4回転アクセルに挑戦し続けるという決意も語っていた羽生さん。
「もう試合には出ない」と明言しましたが・・・
もし、今後4回転アクセルをバッチリきまるようになったとしても、競技者として国際試合に出場することはできないのでしょうか?
結論から言えば・・・
できます!
・・・え!本当に???
羽生さんご自身の意志はいったん置いておくとして・・・
プロ転向した元選手も、アマチュアに復帰することが許されているようです。
ただし、アマチュア復帰が可能なのは1度だけ!
制度的には、まだ羽生さんが試合に出場できるチャンスは残されているということになりますね!
日本では、高橋大輔さんが現役復帰した例があります。
高橋さんは、バンクーバーオリンピックのシングル男子で銅メダルを獲得しました。
2014年に現役を引退し、プロに転向しましたが、4年後の2018年にアイスダンスの選手として現役復帰されています。
まとめ
ここまでフィギュアスケートのプロとアマの違いについて調べてきました。
一番の違いは、大会に出場するのが「アマチュア」出演しないのが「プロ」というのが分かりやすい見分け方でしょう。
フィギュスケートは現役と呼ばれるアマチュアの方が注目度も高く、技術的にも高いですが、収入はプロより低く、必要経費が多いため、スポンサー等の後ろ盾がないとトップ選手として活動していくのは厳しいようです。